米では常識…画期的、全国へ 大阪「医療通訳を実現させる会」 - MSN産経ニュース

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2011.2.9 13:11

 医療通訳士協議会(事務局・大阪府吹田市)の会長を務める中村安秀・大阪大大学院教授や事務局長の竹迫和美さんによると、アメリカでは病院の規模にかかわらず医療通訳の配置が義務づけられており、患者は無料で利用できるという。

  しかもスペイン語、アラビア語、中国語、フランス語、日本語、タガログ語、スワヒリ語など、希少言語も含め多くの言語に対応しているといい、手話も含まれ る。「『コミュニケーション』という視点で考えれば、聴覚障害者も、英語を理解できない人も同じ困難を抱えている」(中村教授)からだ。

  そこに目を向けた今回の「枚方市の医療通訳を実現させる会」の試みを、中村教授は「画期的」と評価。「日本で医療通訳の歴史は浅く、一方で手話通訳には長 い歴史と実績がある。枚方が外国語にも手話にも対応できる新しい医療通訳システムを築き、成功例になれば日本全国で応用できるだろう」と話している。

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