テロ情報を国際監視 警察庁がASEANに提案へ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090513/crm0905130132001-n1.htm
2009.5.13 01:31
このニュースのトピックス:言語・語学
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警察庁は、テロ予告や工作員の募集といった国際テロ組織の動向に関するインターネットへの書き込みを複数の国々が共同で監視し、発見し次第、英文に翻訳してデータベース化する構想をまとめた。ベトナム・ハノイ市で開催中の「ASEAN(東南アジア諸国連合)警察長官会合」(アセアナポール)で13日、安藤隆春次長が提案する。同様のデータベースは欧州で始まっているが、アジアでは初。同庁幹部は「将来は欧州との連携も可能で、国際テロ監視網の強化につながる」としている。
アルカーイダなどの国際テロ組織は、ネットの公開サイトにテロ行為を正当化する思想宣伝や同調を呼びかけ、標的宣言などの情報を発信している。過去、日本も名指しされたことがあり、各国警察は、テログループの重要な基礎データと位置づけ、常時監視対象としている。
ASEAN地域にはフィリピンやインドネシアなどテロリストの活動が活発な国が多く含まれているが、これまで、ネット上の情報は各国が独自に収集。別々の言語で監視していることや統一の書式がないことなどから外国の警察機関が活用する場合には翻訳が必要で非効率だった。
構想では、各国警察が自国言語で書き込まれたテロ関連情報を把握次第、直ちに英文に翻訳。ASEAN10カ国に日本、韓国などを加えたアセアナポール内で、常時閲覧可能とする。警察庁はすでに、外務省と予算面での調整を進めており、会合で承認されれば、1年以内の運用開始を目指す。
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