新年度に日本語教室 外国人の小中学生をサポート 愛知・小牧

http://www.asahi.com/edu/news/TKY201001150308.html

2010年1月15日

 小牧市は新年度から、日本語が苦手な外国人の小中学生を集めて3カ月間にわたって日本語を集中的に指導する教室を開設する。外国人の子どもの中には、日 本語がほとんど話せないため、クラスになじめず、授業についていけない場合があるといい、日本の学校生活に適応してもらうための橋渡しを担う。
市教委によると、この教室は5月ごろ、市立大城小に開設する予定。市内の学校から希望する外国人の子どもを集め、週5日、語学相談員らが日本語の 読み書きや日常会話を教える。ポルトガル語、スペイン語、タガログ語、中国語に対応し、算数、日本の文化や習慣について学ぶ総合学習の授業も実施する。3 カ月間の授業を修了した後はそれぞれの学校に戻る。
2012年度まで実施する計画。新年度の当初予算案には、教室の事務経費や相談員の人件費など1700万円を計上する。4月に学校を通じて受講者を募集することにしている。保護者にお知らせを配ったり、学校側が保護者に説明したりして紹介する。
市内25の小中学校に通う外国人の子どもは約600人。このうち小学生77人、中学生19人は日本語がほとんど話せないといい、これまでは語学相談員が各学校を巡回して指導してきた。
市教委学校教育課の担当者は「集中指導で日本語の基礎を身につけてもらい、学校での学習効果を上げたい」と話している。
問い合わせは同課(0568・76・1165)へ。

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