5月末には、都内シーロム通りでカナダ人旅行者(54)から現金などを奪った2人のフィリピン人(36、55)が逮捕された。2人の手口は、人ごみの中で、わざと新聞を落として拾うふりをして屈んだ際に被害者の足をつかんだり、また歩いている被害者の膝裏を自分の膝で押したりするというもの。被害者が驚いている隙に、別の仲間が貴重品を強奪、すぐにタクシーで逃走していた。
警察では、逮捕されたスリの仲間の行方を追っているところだ。
フィリピン人のスリ団は通常3カ月の観光ビザで入国し、何度も犯行を重ねたあとに帰国するが、再びタイに戻ってくるものも多いという。
なお、最近では幻覚剤やスタンガンを使うケースも増えており、警察では観光客などに注意を呼びかけている。
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