http://www.jiji.com/jc/zc?k=200907/2009072300050
1999年と昨年にフィリピン女性2人を殺害、うち1人の遺体を切断し捨てたとして、殺人や死体損壊などの罪に問われた無職野崎浩被告(49)の初公判が23日、東京地裁(登石郁朗裁判長)で開かれた。
野崎被告は罪状認否で「すべて認めます」と述べたが、弁護人は99年の女性殺害について、殺害の動機がなく自白に信用性もないとして、無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で、交際、同居していたフィリピン国籍のカミオオサワ・ハニーフィット・ラティリアさん=当時(22)=から無視されたことから、野崎被 告が「自分をばかにしている」と怒りを爆発させ、殺害を決意したと指摘。99年の殺人も、女性が自分に嫌気を差したという邪推が契機になったとした。
一方、弁護側は、被告が昨年、大腸がんで余命1年と宣告され、犯行後は自殺未遂を起こしたと指摘。一刻も早く死刑になりたいとの思いから99年の殺人を認めたと主張した。(2009/07/23-12:17)
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