http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009101800041&genre=C4&area=K00
大規模地震発生を想定した初の外国籍住民の避難所宿泊訓練が11月14、15の両日、京都市左京区の市国際交流会館で行われる。言葉の壁のため災害弱者となりがちな外国人とボランティアが避難所生活を体験し、避難所運営の課題や通訳など必要な支援体制を確かめる。
外国人登録者は京都市で約4万1千人、府全域では約5万3千人に上る。大規模災害時は居住地域の避難所への避難が想定されているが、必要な情報が届かないことや生活習慣の違いで避難所生活での困難が懸念されている。
初の訓練は府国際センター(下京区)と京都市国際交流協会、両団体も参加する近畿地域国際化協会連絡協議会などの主催。同協議会は2007年、参加団体間で大規模災害時に通訳派遣や翻訳を協力し合う援助協定を結んだ。具体的な動きを定める作業を進めており、訓練を通して連携の在り方を検証する狙いもある。5月下旬に実施の予定だったが、新型インフルエンザの影響で延期した。
訓練は市消防局の協力で、市内を震源とする震度7の地震が発生したとの想定で行う。初日は同会館のイベントホールに避難所を開設。午後3時半に外国籍住民を受け入れ始め、ボランティアとともに避難所の運営や非常食の配給を行う。
別室に多言語支援センターを設け、ボランティアが避難者の把握や多言語での相談にあたるほか、災害対策本部からの情報を翻訳する。避難所の求めに応じて通訳を派遣する一方、近畿地域の協議会には翻訳を要請する。1泊し、翌朝は救援物資による朝食をとって訓練を振り返る。
府国際センターと市国際交流協会は、訓練に参加する外国籍住民50人と多言語支援センター、避難所の運営に携わるボランティア50人を募っており、「多くの人に関心を持ってもらいたい」としている。問い合わせは市国際交流協会事業課TEL075(752)3511。
大規模地震発生を想定した初の外国籍住民の避難所宿泊訓練が11月14、15の両日、京都市左京区の市国際交流会館で行われる。言葉の壁のため災害弱者となりがちな外国人とボランティアが避難所生活を体験し、避難所運営の課題や通訳など必要な支援体制を確かめる。
外国人登録者は京都市で約4万1千人、府全域では約5万3千人に上る。大規模災害時は居住地域の避難所への避難が想定されているが、必要な情報が届かないことや生活習慣の違いで避難所生活での困難が懸念されている。
初の訓練は府国際センター(下京区)と京都市国際交流協会、両団体も参加する近畿地域国際化協会連絡協議会などの主催。同協議会は2007年、参加団体間で大規模災害時に通訳派遣や翻訳を協力し合う援助協定を結んだ。具体的な動きを定める作業を進めており、訓練を通して連携の在り方を検証する狙いもある。5月下旬に実施の予定だったが、新型インフルエンザの影響で延期した。
訓練は市消防局の協力で、市内を震源とする震度7の地震が発生したとの想定で行う。初日は同会館のイベントホールに避難所を開設。午後3時半に外国籍住民を受け入れ始め、ボランティアとともに避難所の運営や非常食の配給を行う。
別室に多言語支援センターを設け、ボランティアが避難者の把握や多言語での相談にあたるほか、災害対策本部からの情報を翻訳する。避難所の求めに応じて通訳を派遣する一方、近畿地域の協議会には翻訳を要請する。1泊し、翌朝は救援物資による朝食をとって訓練を振り返る。
府国際センターと市国際交流協会は、訓練に参加する外国籍住民50人と多言語支援センター、避難所の運営に携わるボランティア50人を募っており、「多くの人に関心を持ってもらいたい」としている。問い合わせは市国際交流協会事業課TEL075(752)3511。
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