http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100203ddm012040019000c.html
日本人父とフィリピン人母の間に生まれた子供4人が2日、フィリピンで手続きをしなかったために日本国籍を失ったのは、法の下の平等を定めた憲法に反するとして、国を相手に日本国籍を持つことの確認を求めて東京地裁に提訴した。
国籍法は、海外で生まれ外国籍も取得した場合は、出生後3カ月以内に日本大使館などに日本国籍を維持する意思表示をしなければ日本国籍を失うと定める。代理人によると、この規定の違憲性を主張する訴訟は初めて。
訴状によると、4人はフィリピン在住の3~19歳の男女。両親が国籍法の規定を知らなかったことなどが理由で期限内に手続きされなかった。「国外 で生まれただけで、国内で出生した場合と差別して扱う合理的な理由はない」として、国籍法の規定は違憲と主張している。【伊藤一郎】
国籍法は、海外で生まれ外国籍も取得した場合は、出生後3カ月以内に日本大使館などに日本国籍を維持する意思表示をしなければ日本国籍を失うと定める。代理人によると、この規定の違憲性を主張する訴訟は初めて。
訴状によると、4人はフィリピン在住の3~19歳の男女。両親が国籍法の規定を知らなかったことなどが理由で期限内に手続きされなかった。「国外 で生まれただけで、国内で出生した場合と差別して扱う合理的な理由はない」として、国籍法の規定は違憲と主張している。【伊藤一郎】
毎日新聞 2010年2月3日 東京朝刊
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