偽装結婚、男女11人逮捕/県警 2011/02/10 10:53

フィリピン人女性を日本に滞在させるため虚偽の婚姻手続きをしたとして、香川県警組織犯罪対策課などは9日、電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで、香 川県高松市林町、歯科医師高松康裕(56)と同市川部町、会社役員亀田耕一郎(57)、同市東山崎町、スナック経営イボルデナギット・ロダリナ(45)= フィリピン国籍=の3容疑者ら男女11人を逮捕した。

ほかに逮捕されたのは、高松市内などの日本人の男4人とフィリピン国籍の女4人。4組はそれぞれ偽装結婚した疑いが持たれている。

高松、ロダリナ両容疑者の逮捕容疑は共謀の上、フィリピン国籍の女(27)を日本に滞在させるため高松市内の無職の男(41)との偽装結婚を計画。フィ リピンで婚姻証明書を取得し、2008年9月3日、高松市役所にこの証明書と虚偽の婚姻届を提出、男の戸籍原本に虚偽の記載をさせるなどした疑い。亀田容 疑者も09年5月8日、同市内の郵便事業会社員の男(50)と同国籍の女(29)を偽装結婚させた疑い。残り2組もロダリナ容疑者らが偽装を計画したとみ られる。

県警によると、高松、亀田、ロダリナの3容疑者は容疑を認めている。入国したフィリピン国籍の女4人は高松市内のロダリナ容疑者の店で勤務。高松、亀田両容疑者は入国させた女とそれぞれ交際し、入籍した男4人は毎月約5万円の報酬を得ていたらしい。

コメント